サッカー界の“キング・カズ”こと三浦知良(アトレチコ鈴鹿)が、またひとつ歴史を塗り替えた。11月16日に行われたJFL第29節・アトレチコ鈴鹿 vs YSCC横浜の一戦で、カズは後半48分から途中出場。自身が保持するJFL最年長出場記録を、58歳263日へと更新した。
■5試合連続出場で存在感 最年長記録をさらに更新
試合は鈴鹿のホーム最終戦。プロ40周年イヤーを戦い続けるカズは、2−3と1点を追う展開の後半48分にピッチへ。スタジアムは大きな歓声に包まれた。これで5試合連続の途中出場となり、58歳での最年長出場記録を再び上書きした。
出場時間は短かったものの、会場にいたファンは「キングの登場」そのものに価値を感じた。残念ながらボールタッチの機会は訪れず得点にはつながらなかったが、サッカー界における彼の存在感は今も変わらない。
■相手の時間稼ぎでチャンス作れず 3年ぶりゴールならず
カズは前線でボールを待ち、ゴールへの感覚を研ぎ澄ませていた。しかし、リードするYSCC横浜はロスタイムに敵陣深くでボールを保持し、鈴鹿にチャンスを渡さない戦い方を選択。これにより、カズの元にボールは入らなかった。
もし得点していれば、2022年11月12日のFC大阪戦以来の約3年ぶりのゴールとなったが、その瞬間は訪れなかった。
■2024シーズンのカズ 負傷から復帰し、夏を越えて再び“戦う男”へ
今季のカズは開幕から負傷で出遅れた。しかし、6月15日の第12節・YSCC横浜戦で今季初出場を果たすと、徐々にコンディションを回復。7月6日の第15節では「三浦知良 プロ40周年特別記念試合」として注目を集めたヴィアティン三重戦で今季初先発も飾った。
夏場はコンディション不良によりメンバー外になる時期もあったが、秋以降は再び戦列に復帰。10月18日の第25節ヴィアティン三重戦からは、5試合連続で途中出場し、チームの残留争いの中で存在感を放った。
■チームは惜敗、残留決定は最終節へ
試合はアトレチコ鈴鹿が一時追いつきながらも2−3で敗戦。JFL残留の決定は最終節に持ち越された。チームは苦しい状況が続くが、カズは最後まで戦い続ける姿勢を貫いている。
■“キング・カズ”が存在する意味 58歳で走り続ける姿に勇気
プロ40年を迎えながらも現役を続け、実際にピッチに立ち続けるという事実自体が、多くの人に勇気を与えている。スポーツ界でも稀有な存在である三浦知良。年齢の概念を超え、常に「挑戦」を選び続けるその生き方は、サッカーファンだけでなく幅広い世代に感動を与え続けている。
最終節でチームが残留を掴むのか。そしてカズはどんな形でシーズンを終えるのか。58歳の戦いはまだ続く。
■まとめ:58歳263日、世界に誇るレジェンドの進化は止まらない
- 三浦知良がJFL第29節で途中出場
- 最年長出場記録を58歳263日に更新
- 5試合連続出場でコンディションも上向き
- チームは2−3で敗れ、残留は最終節へ
“キング・カズ”が挑戦し続ける限り、その一挙手一投足はニュースであり、希望だ。プロ40年目の戦いは、またひとつ新たな歴史を刻んだ。
