俳優の成宮寛貴が、12月7日放送の日本テレビ系バラエティ番組「メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~」にゲスト出演することが明らかになりました。

復帰後初の地上波出演となり、バラエティー番組への登場は実に9年ぶり

長い沈黙を経て再びカメラの前に立つ姿に、ファンからは大きな注目が集まっています。

◆「メシドラ」出演が決定──EXIT兼近&満島真之介と神奈川を巡る

今回、成宮が出演する「メシドラ」は、お笑いコンビEXIT・兼近大樹と俳優満島真之介がMCを務める人気番組。

台本を用意せず、訪れるエリアだけを決めて現地の絶品グルメを味わう“旅×食”のバラエティーです。

予告映像では、成宮が2人とともに神奈川県伊勢原市を巡る様子が公開。

久々のバラエティー出演に、成宮は黒のセットアップで登場し、

「久しぶりのバラエティー番組なんです。9年ぶりくらい」

と率直な胸中を語る場面も。満島から「日本にいたんですか?」と驚かれると、成宮は穏やかな笑顔で「ちょっと海外に行ってた」と返答。さらに、

「バラエティーの番組に出れるっていうのでさ、ドキドキして眠れなかった」

と緊張を打ち明ける姿が印象的です。

◆2016年の電撃引退──沈黙の8年を経て俳優業を再開

成宮寛貴は、テレビ朝日系の人気刑事ドラマ「相棒」で3代目相棒・甲斐亨役(2012〜2015)として一躍注目を集めました。

しかし、2016年12月、突然の芸能界引退を発表。

以降、メディアの前から姿を消し、国内外の活動を控えていました。

そんな彼が再びファンの前に現れたのは、2023年11月に大阪・住之江ボートレース場で開催されたトークショー。そこで

「8年ぶりに俳優の仕事を再開しました」

と宣言し、ドラマ撮影に取り組んでいることを明かしました。

この言葉をきっかけに、再始動を待ち望んでいたファンからSNSを中心に喜びの声が広がりました。

◆2024年3月、主演ドラマで完全復活

今年3月から放送されたABEMAオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」で主演を務め、俳優としての活動を本格再開。繊細な感情表現と存在感は健在で、復帰後の彼の姿に多くの視聴者が魅了されました。

さらに、2025年1月から上演される舞台「サド侯爵夫人」(東京・紀伊國屋サザンシアター)では主演に抜擢。

若き日に共演した演出家・宮本亞門氏とは、実に25年ぶりのタッグとなります。

舞台経験豊富な成宮がどのような演技を見せるのか、早くも期待が高まっています。

◆メディア復帰は“慎重”から“挑戦”へ

今回の「メシドラ」出演は、復帰後のキャリアにおいて力強い一歩と言えます。ドラマの現場に戻っただけでなく、バラエティーという環境で素の表情を見せることは、視聴者との新たな接点を作る挑戦でもあります。

かつての成宮は、俳優としてのストイックな姿勢が強く印象に残っていました。

しかし、復帰後の取材やイベントでは、穏やかさと柔らかな笑顔を見せ、過去の経験を糧に成熟した大人の魅力を感じさせます。

◆放送は7日昼12時45分──“素の成宮”が見られる貴重な回

放送は12月7日(日)昼12時45分から。

肩の力を抜いた旅番組という舞台で、俳優・成宮寛貴の素顔、そして芸能界復帰への思いを垣間見ることができるはずです。

8年の空白を越え、再び光の当たる場所へ戻った成宮寛貴。

今回の出演は、彼の新しいステージの始まりを象徴する出来事と言えるでしょう。

番組放送後には、彼のさらなる活動や作品への出演が加速していく可能性もあります。

長年のファンにとって、そして彼の演技を愛する人々にとって、見逃せない回となりそうです。