こんにちわ もねです。

日々、精神科訪問看護師として多くの方の生活に寄り添っていると、社会の仕組みの温かさと、同時にその「難しさ」を感じることがあります。

この記事では、制度の影で懸命に生きる人たちと、私たちがどう向き合っていけるのかについてお話しします。

今、孤独や生きづらさを抱えている方の心が、少しでも軽くなれば幸いです。

「制度の狭間」にこぼれてしまう現実

私たちの生活は、介護保険や障害福祉サービス、相談員さんやヘルパーさんといった多くの支援に守られています。
それは本当に大切で、ありがたい仕組みです。

でも、現場で見えてくるもう一つの現実は、「明らかに大変そうなのに、制度の基準に届かない」という方々の存在です。

要介護ではなく「要支援」と判定されたり、認定区分が現状よりも低く出てしまったり。
制度はどうしてもどこかで「線」を引かなければなりません。
その線の外側にこぼれてしまう人が、どうしても出てきてしまうのです。

もどかしさを抱えながら、私たちができること

支援が必要なのにサービスが使えない状況を目の当たりにすると、看護師としても強いもどかしさを感じます。

そんな時、私が大切にしている3つの視点があります。

1. 現場の知恵を出し切る

「この制度がダメなら、別の方法はないか」
「誰か繋げられる人はいないか」
他職種や連携機関と相談し、今できることは全部やる。まずはその姿勢を崩さないようにしています。

2. 「やり切ったら手放す」という心の整理

正直に言えば、どれだけ動いてもどうにもならないこともあります。
状況が悪くなっていくことさえあるのが現実です。

だからこそ、最善を尽くした後は一度、結果を手放す。
自分の心を守ることも、支援を続けるためには必要だと感じています。

3. 「誰かが見ている」という事実の力

すぐに状況は変わらなくても、「誰かが自分のことを気にかけてくれている」
その事実自体が、その人の見えない支えになると私は信じています。
制度で救えなくても、心で繋がることはできるはずですから。

何度でも、背景を見つめ直して

精神科の現場は、マニュアル通りにはいかないことばかりです。
だからこそ、私は制度というフィルターを通すだけでなく、その人の「生身の背景」をちゃんと見ていたいと思っています。

もし今、あなたが「どこにも助けてもらえない」と絶望の中にいたとしても、あなたの苦しみを分かろうとしている人は必ずどこかにいます。
人生は何度でも、小さな繋がりから整えていくことができるのです。

制度の外側にいる人も、決して一人ではありません。
一緒に歩んでいきましょう。

もね🌺