こんにちわ、もねです。
日々の仕事や人間関係の中で、「自分の居場所はここでいいのかな」とふと立ち止まってしまうことはありませんか?
今日は、私が約10年前に経験した、ある特別な街での記憶をお話ししようと思います。
この記事が、今少しだけ心が疲れているあなたの、小さな深呼吸になれば嬉しいです。
当時、私は訪問診療の医師に同行し、大阪の西成あいりん地区へと通っていました。
かつて日本最大の日雇い労働者の街として知られた場所です。
初めてその地に足を踏み入れたとき、私は言葉にできないほどの違和感に包まれました。
病院という、清潔で規律のある場所で働いてきた私にとって、そこはあまりにも「違う世界」だったからです。
昼間から道端でお酒を酌み交わす人々。
三角公園の周りに広がる路上生活の光景。
そして何より、街の中に女性の姿がほとんどなく、年配の男性ばかりが目立つ独特の空気感。
そこには、私たちの日常とは少し違う、剥き出しの「生」の時間が流れていました。
医師、ドライバー、そして看護師の私の3人体制。
チームでなければ入れないような簡易宿泊所や小さなアパートを巡る中で、私は大切なことに気づかされました。
一見、自分とは無関係に見える景色の中にも、そこには一人ひとりが歩んできた長い人生の物語があります。
表面的な状況だけで判断せず、その人の「背景」を想う。
それが、自分自身の心を穏やかに保つ第一歩かもしれません。
独特な空気が流れる街であっても、そこには医療があり、支えようとする手が必ずあります。
孤独を感じる瞬間があっても、どこかで誰かがあなたの健やかさを願っている。
その繋がりを信じることが、安心感に繋がります。
私たちが当たり前だと思っている「普通の暮らし」だけが、唯一の正解ではありません。
いろいろな生き方、いろいろな終着点がある。
そう知ることで、自分を縛り付けている固定観念から、少しだけ自由になれる気がします。
西成という街を訪ねる中で、私の心に深く刻まれた方々が何人もいらっしゃいます。
その一人ひとりの姿が、私に「人生とは何か」を静かに問いかけてくれました。
人生は、いつからでも、どんな場所からでも、何度だってやり直せる。
もし今、あなたが暗いトンネルの中にいるように感じていても、明けない夜はありません。
その一歩を、ゆっくりと一緒に踏み出していきましょう。
次回は、西成で出会った「元社長の男性」とのエピソードをお届けしますね。
もね🌺
