こんにちは、もねです。
日々過ごしているなかで、「人と関わることが少し怖いな」「傷つくのが不安だな」と感じることはありませんか?
人間関係に疲れを感じてしまうときは、心がそれだけ一生懸命に周りを気遣っている証拠かもしれませんね。
この記事では、私が精神科訪問看護の現場で出会ったある変化を通じて、心がふっと軽くなるような「人とのつながり方」を一緒にお届けできたらと思います。
読んでいただくことで、少しでもあなたの心が整うきっかけになれば嬉しいです。
訪問看護の仕事をしていると、定期的に訪問できる方もいれば、不調が続いてなかなか会えない時期がある方もいらっしゃいます。
ある若い女性の患者さんも、そんな方のお一人でした。
調子を崩しやすく、訪問の予定を立ててもなかなかお会いできない日々が続いていたのです。
もしかしたら今は誰とも話したくない時期かもしれない。
それでも私は、「あなたのことを気にかけていますよ」という短いメッセージだけは、時々送るようにしていました。
時には、そのメッセージさえ煩わしいと思われてしまう日もあったのではないかと思います。
たまにタイミングが合ってお会いできたときには、「前にこれを楽しみにしているってお話しされていましたね」「その後いかがでしたか?」と、以前お話ししてくれた内容をできるだけ覚えていて、お伝えするようにしていました。
大切なのは、多くを詮索することではなく、あなたが話してくれたことを私は大切に覚えているよ、という姿勢なのかもしれません。
するとある日、その患者さんが「覚えててくれてるのが嬉しいです」と、はにかむように話してくださいました。
それから少しずつ、お友達にも「訪問看護っていいよ」と話してくれるようになったそうです。
その後、その方は少しずつ社会復帰もうまくいくようになり、ある日の主治医の診察で、訪問看護は「卒業」という形になりました。
実は訪問看護の世界では、最後の挨拶の機会を持てないまま、自然と終了になることも珍しくありません。
ですがその患者さんから、「最後、挨拶したいからあと1回来てください」と、言ってもらえたのです。
最後の訪問の日、彼女は少し照れくさそうにこう話してくれました。
「前の私なら……最後会わずに終わりにしてました。でも、もねさんには挨拶したかったです。ありがとうございます」と。
最後には、「また調子を崩したら来てくださいね(笑)」なんて冗談まで言いながら、笑顔でお別れをすることができました。
人との関係に不安や怖さを抱えていた方が、逃げずに「ちゃんと挨拶をして関係を終えられた」
それは一見すると小さなことのように思えるかもしれませんが、彼女の人生にとっては、とても大きな一歩であり、素敵な変化だったのだと感じています。
彼女との出会いからしばらく経ちますが、今も自分の足で一歩ずつ頑張っておられるようです。
こうした温かい瞬間に出会えることは、この仕事を続けていて本当に嬉しいことのひとつです。
もし今、あなたが人間関係に悩んでいたり、誰かとつながることに臆病になっていたりしても、決して焦る必要はありません。
誰かが自分のことを気にかけてくれているという小さな安心感があれば、心は時間をかけて少しずつ整っていきます。
人生は何度でも、あなたのペースでやり直すことができます。
まずは自分に優しい余白を作ることから始めてみませんか。
もね🌺
