こんにちは もねです。
日々の暮らしや仕事の中で、「本当はこうしたいのに」という思いを、知らず知らずのうちに飲み込んでしまっていませんか?
体が思うように動かなくなったり、環境が変わったり。
そんなとき、私たちは真っ先に「自分のこだわり」を諦めてしまいがちです。
でも、その小さなこだわりこそが、私たちの心を支える大切な柱であることに気づかされた出来事がありました。
この記事を読み終える頃、あなたの心にも優しい灯がともりますように。
訪問看護で伺っているAさんは、食事にとても強いこだわりを持っていらっしゃる方でした。
けれど、足を悪くされてからは大好きだった料理も難しくなり、移動は車椅子に。
食事も玄米から白米の宅食弁当へと変わりました。
「おいしいんよ」と微笑むAさんの言葉の裏側にある、どこか寂しそうな空気。
食べたいものが食べられない。
それは単にお腹が満たされないだけでなく、自分らしさが少しずつ削られていくような感覚だったのかもしれません。
そんなAさんが、ある日ぽつりと「ミルクティーが飲みたいなぁ」とつぶやかれました。
それは、以前のAさんが「元気に効く!」と大切に手作りしていたレシピの味。
市販のペットボトルでは代わりにならない、Aさんにとっての「心の栄養」だったんです。
ベッドから指示をもらい、私が完コピして作った一杯のミルクティー。
それを口にした瞬間の、あの至福の表情。
そして「極楽や」という一言。
その瞬間に立ち会えたとき、支援とは「ただ生活を支えること」ではなく、「その人の尊厳を守ること」なのだと改めて感じました。
自分らしくあり続けるために、大切にしたいポイントを整理してみました。
「小さなこだわり」を捨てない:効率や正論よりも、心が喜ぶことを優先する時間を作ること。
「助けて」を言える関係性:遠慮を脱ぎ捨てて、誰かに頼ることは恥ずかしいことではありません。
今、この瞬間を慈しむ:先の不安に目を向ける前に、今日の一杯の美味しさを噛み締めること。
Aさんはこれから手術を控え、生活がどう変わっていくかはまだ分かりません。
けれど、どんな状況になっても、その人らしい時間を守るお手伝いがしたい。
何度でも、その人にとっての「極楽」を一緒に探していきたいと思っています。
あなたにとっても、心安らぐ一杯のミルクティーのような時間が訪れますように。
人生は、何度でも。
小さな「好き」から整えていける。
もね🌺
